2015年 11月 02日
混浴温泉について(その2) |
以前に、混浴温泉についてのブログを書いた。
入りたい温泉になかなか入れないうっぷんを、少しでも晴らしたくて書いたものだ。
混浴温泉に女性はなかなか入れないから、入れるようにしてほしい。
というか、混浴は女性にとって入りにくいからもうやめてくれ、というような主旨の記事である。
まあ、それはそれとして・・。
過去に混浴温泉に入りに行ったときのことを思い出すと、つい笑い出しそうになる。
というのも、男が風呂を覗くのだ。
白馬鑓温泉と宝川温泉のことを話そう。
5年程前に行った白馬鑓温泉は、北アルプス白馬三山の中腹の山小屋にある温泉。
5時間ほど山道を登らないとたどり着けない場所にあるのだが、この温泉がまたすごくいい。
山小屋のすぐ横、テント場の真上にあるこの解放的な湯船には
原泉がなみなみと注がれ、テント場と登山道の間にはあふれた温泉がザアザアと流れている。
まさに原泉掛け流し・・。
温泉からは硫黄の臭いが強く香り、澄んでいて熱い。
長くじっとは入っていられない程の熱めの湯である。
この温泉、山小屋とテント場のすぐ脇にあるのに、
湯船の周りに囲いはなく、本当に開放的な温泉である。おかげで眺めは抜群。
熱くて端で涼めば、裸がテント場からも通路からも丸見えである。
普段は混浴なのだが、あまりの開放的さに入れない可哀そうな女性のためを思ってか、
19時からは女性専用時間帯が設けてある。
夜19時、あたりが闇に包まれて、月明かりが照らす中、
待ちに待った女性たちが服を脱ぎ捨てて一気に温泉になだれ込む。
わあ~熱い!とか気持ちいいね~とか、月がきれい、とか
にぎやかに、やっと入れた興奮と気持ち良さに浸っていると、
いきなり頭上から湯船に向って光線が照らされるのである。
なんだ、なんだ?と思ってみな見上げると、小屋の2階の目隠し用のすだれの隙間から
ヘッドライトが湯船に向ってちらちらと照らされてる。
誰かが女の風呂を覗こうと2階からヘッデンで照らしているのだ。
ライトは少なくとも2つくらいはあった。
やめてください!照らさないでください!とおばちゃん達が果敢に抗戦してくれ、
まもなくライトの主は立ち去った。
当然、この時間が女性専用時間になることは、小屋泊まりなら誰でも知っている。
わざわざ2階からライトで照らすなんて、あれは間違いなく男だろう。
見つかるのわかってるのに、それでもライトで照らしてまで見たいなんて・・。
6,7年前に行った群馬の山奥にある有名な渓谷の大露天風呂、宝川温泉。
この温泉には、混浴の河原の大露天風呂を通り抜けた先のその奥に、女性専用露天風呂がある。
混浴に入れない女性は、混浴風呂を通ってこの女性風呂に入るわけだ。
この女性用の露店風呂も渓谷のすぐ脇にあって、なかなかの眺めだ。
広さもじゅうぶんあり、悪くない。
だがしかし、目隠しの囲いは湯船の半分までしかない。
でも、向いは渓谷を挟んで絶壁だし、それでも問題ないんだろうと思って
見晴らしのよいところまで行って渓谷を覗きこんだりしていると、
ふと顔を上げて斜め後ろ方向を見たら、遠くに宝川温泉旅館の建物の一角と、その建物に至る橋が見える。
よお~く見ると、その桟橋(渡り廊下?)に人が数人立ってこちらを見ているではないか。
明らかに、人が立ち止まってこちらを眺めているのがわかるくらいの距離だった。
ああ、なるほど。あの渡り廊下からはこの風呂が半分見えるのだ。
あそこに立って双眼鏡でも眺めたら、さぞかし充分に見えるんだろうな。
ていうか、見えてるんかい!と思って驚き、そそくさと目隠しの中へ引っ込んだ私。
あそこに立ってこちらを覗いていたのも、身長からするとたぶん男たち。
男は女風呂が覗けるものなら覗き見たくて、しょうがないらしい。
私の混浴風呂(混浴風呂の中にある女風呂)に入りに行った思い出というのは
「女風呂を覗き見たがる男たち」というエピソードも、どこか付きまとっている。
そのときは覗き見る男たちに憤慨したり恥ずかしかったりで、全く楽しいなどとは思えないけど、
今振り返って見ると、覗き見たがる男たちというのがどことなく滑稽で、
ついおかしく思えてしまうのです。
まあ、イケメンの裸なら私も指の隙間から覗き見たいかも・・と
思わないでもないし、その気持ちもわからなくもないですけど。
(でも普通やらんよね。)
(写真は白馬鑓温泉にて)
入りたい温泉になかなか入れないうっぷんを、少しでも晴らしたくて書いたものだ。
混浴温泉に女性はなかなか入れないから、入れるようにしてほしい。
というか、混浴は女性にとって入りにくいからもうやめてくれ、というような主旨の記事である。
まあ、それはそれとして・・。
過去に混浴温泉に入りに行ったときのことを思い出すと、つい笑い出しそうになる。
というのも、男が風呂を覗くのだ。
白馬鑓温泉と宝川温泉のことを話そう。
5年程前に行った白馬鑓温泉は、北アルプス白馬三山の中腹の山小屋にある温泉。
5時間ほど山道を登らないとたどり着けない場所にあるのだが、この温泉がまたすごくいい。
山小屋のすぐ横、テント場の真上にあるこの解放的な湯船には
原泉がなみなみと注がれ、テント場と登山道の間にはあふれた温泉がザアザアと流れている。
まさに原泉掛け流し・・。
温泉からは硫黄の臭いが強く香り、澄んでいて熱い。
長くじっとは入っていられない程の熱めの湯である。
この温泉、山小屋とテント場のすぐ脇にあるのに、
湯船の周りに囲いはなく、本当に開放的な温泉である。おかげで眺めは抜群。
熱くて端で涼めば、裸がテント場からも通路からも丸見えである。
19時からは女性専用時間帯が設けてある。
夜19時、あたりが闇に包まれて、月明かりが照らす中、
待ちに待った女性たちが服を脱ぎ捨てて一気に温泉になだれ込む。
わあ~熱い!とか気持ちいいね~とか、月がきれい、とか
にぎやかに、やっと入れた興奮と気持ち良さに浸っていると、
いきなり頭上から湯船に向って光線が照らされるのである。
なんだ、なんだ?と思ってみな見上げると、小屋の2階の目隠し用のすだれの隙間から
ヘッドライトが湯船に向ってちらちらと照らされてる。
誰かが女の風呂を覗こうと2階からヘッデンで照らしているのだ。
ライトは少なくとも2つくらいはあった。
やめてください!照らさないでください!とおばちゃん達が果敢に抗戦してくれ、
まもなくライトの主は立ち去った。
当然、この時間が女性専用時間になることは、小屋泊まりなら誰でも知っている。
わざわざ2階からライトで照らすなんて、あれは間違いなく男だろう。
見つかるのわかってるのに、それでもライトで照らしてまで見たいなんて・・。
6,7年前に行った群馬の山奥にある有名な渓谷の大露天風呂、宝川温泉。
この温泉には、混浴の河原の大露天風呂を通り抜けた先のその奥に、女性専用露天風呂がある。
混浴に入れない女性は、混浴風呂を通ってこの女性風呂に入るわけだ。
この女性用の露店風呂も渓谷のすぐ脇にあって、なかなかの眺めだ。
広さもじゅうぶんあり、悪くない。
だがしかし、目隠しの囲いは湯船の半分までしかない。
でも、向いは渓谷を挟んで絶壁だし、それでも問題ないんだろうと思って
見晴らしのよいところまで行って渓谷を覗きこんだりしていると、
ふと顔を上げて斜め後ろ方向を見たら、遠くに宝川温泉旅館の建物の一角と、その建物に至る橋が見える。
よお~く見ると、その桟橋(渡り廊下?)に人が数人立ってこちらを見ているではないか。
明らかに、人が立ち止まってこちらを眺めているのがわかるくらいの距離だった。
ああ、なるほど。あの渡り廊下からはこの風呂が半分見えるのだ。
あそこに立って双眼鏡でも眺めたら、さぞかし充分に見えるんだろうな。
ていうか、見えてるんかい!と思って驚き、そそくさと目隠しの中へ引っ込んだ私。
あそこに立ってこちらを覗いていたのも、身長からするとたぶん男たち。
男は女風呂が覗けるものなら覗き見たくて、しょうがないらしい。
私の混浴風呂(混浴風呂の中にある女風呂)に入りに行った思い出というのは
「女風呂を覗き見たがる男たち」というエピソードも、どこか付きまとっている。
そのときは覗き見る男たちに憤慨したり恥ずかしかったりで、全く楽しいなどとは思えないけど、
今振り返って見ると、覗き見たがる男たちというのがどことなく滑稽で、
ついおかしく思えてしまうのです。
まあ、イケメンの裸なら私も指の隙間から覗き見たいかも・・と
思わないでもないし、その気持ちもわからなくもないですけど。
(でも普通やらんよね。)
(写真は白馬鑓温泉にて)
by bpani115
| 2015-11-02 19:37